撮影時の設定で重要なのが、絞りとシャッタースピードの設定です。AUTOモードでは、そのどちらもカメラ任せで設定されますが、他のモードではどうなのでしょう。

撮影モード別に絞り・シャッタースピードの設定可否を調べました。AUTOモードとEFCTモート、PモードはすべてAUTOのみになっています。
Pモードは、絞り、シャッタースピード以外を手動で設定可能です。下に撮影モード別 その他の設定についても記載しています。

Sモードは、シャッタースピード優先とも呼ばれ、シャッタースピードを手動で設定します。Aモードは、絞り優先オートとも呼ばれ、絞り値（F値）を手動で設定します。動きの速い被写体をブレないように撮りたい時はSモードで高速シャッター（1/250以上）を使う、背景を深くボケさせたい時はAモードを使う、といった風に画をコントロールできます。

ここからは、AUTOモードを卒業して一部でも手動で設定したいと思った方向けの情報です。

ISO感度とは、カメラが光をとらえる能力（感度）を表す値です。カメラ内に入ってくる光の量は、先に紹介した絞りとシャッター速度で決まりますが、ISO感度を上げることで暗い場所でも適切な明るさで撮ることが可能です。ただ、高い感度に設定すると写真がざらつき、シャープさが失われます。なので、ISO感度は低めに設定することが基本です。どのくらい感度を上げると自分の許容量を超えるノイズが出るのか確認できれば、上限感度も設定可能です。

AUTOにしておけばカメラが自動で設定してくれるので、最初は意識する必要ありませんが、写真のシャープさが失われた、または、ノイズが気になると思った時は、ISO感度を確認してみてください。暗い場所でISO感度を下げるには、絞り値を一番低くするか、三脚でカメラを固定して手ブレしないようにすれば、シャッタースピードをかせげるのでISO感度を下げられます。

カメラが算出した適正な明るさの値を意図的に変更し、全体を明るくしたり暗くしたりすることを露出補正と言います。ファインダーや背面液晶を見て、イメージが違うと思った時は露出を変更してみましょう。

「+/-」ボタンを押しながらコマンドダイヤルを回すことで変更できます。明るくしたい時は「+」に、暗くしたい場合は「-」にします。

露出についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

ホワイトバランスとは白いものを白く撮るための機能です。天気や電灯などの光源によって、被写体の色は変わります。初期設定のホワイトバランスAUTOは、光源をカメラで判断し自動で調整を行いますが、思い通りの色にならない場合は、天気や光源の種類にあわせて変更できます。AUTO以外に次の中から選べるほか、任意の値（色温度設定）を設定することもできます。

ピクチャーコントロールについて

AFエリアモードについて

測光モードについて

フォーカスモードについて